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Lean UXーリーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン

当ブログでも何度かご紹介している Lean UX 。

Lean UX とはその名のとおり、Lean Startup のコンセプトを従来のユーザエクスペリエンスデザインに取り入れ、アジャイルなチームマネージメントをも可能にする手法体系です。

そしてこの度、オライリー・ジャパンより出版される Lean UX の専門書「Lean UXーリーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン」の監訳を担当させていただきました。

尚、本日より Amazon など各種オンラインストアにて予約を開始しております。1月22日頃から全国各地の店頭に並ぶ予定です。もし書店で見かけましたらぜひお手に取ってご覧ください。 

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

  • 作者: ジェフ・ゴーセルフ,ジョシュ・セイデン,エリック・リース,坂田一倫(監訳),児島修
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書はリーンスタートアップの手法をUX(ユーザエクスペリエンス)に応用させたものです。構築・計測・学習ループをUXデザインに応用することによっ て、最適なデザインに最短で到達する方法を解説します。開発者やプロダクトマネージャ、マーケティング担当者などデザイナーではない人と透明性のあるコラボレーションが可能になり、部門や領域横断的なチームでも大きな効果を発揮します。エクスペリエンスのデザインに重点を置くことで、プロジェクトの効率化を実現する本書は、デザイナーはもちろん、その他UXに関わるすべての人に必携の一冊です。

ー「書籍紹介」より


監訳という仕事は初めてで、また LeanUX の用語は横文字が多くあまり自信がなかったのですが、Jolt Awards の The Best Books 賞を昨年受賞し、世界各国で評価が高く、注目を浴びている原著をぜひ日本国内にも届けたいという気持ちが強く、出版に至りました。

また、著者である Jeff Gothelf 氏と Josh Seiden 氏とも対話を重ね、日本の読者の方々にもぜひ読んでいただきたいという彼らの強い想いから、初めての他言語出版となりました。

 私の願いは、私たち全員が、ジェフ・ゴーセルフの「デリバブルズ・ビジネス(中間生成物主体のビジネス)からの脱却」という呼びかけに耳を傾け、「顧客を喜ばせること」という原点に立ち戻り、これを最も緊急の仕事として会社全体で取り組むようになることです。

今こそ、サイロを壊し、各部門が一致団結して、仕事に取り組むべきときです。
ー「エリック・リースによるまえがき」より 


The Lean Series の一冊となった本書のまえがきには Lean Startup の提唱者でもある Eric Ries(エリック・リース)氏からも推薦の言葉をいただいています。また、監訳者として「監訳者まえがき」という短い文章をエリック・リース氏のまえがきの後に書かせていただきました。

私が本書と2人の著者に出会い、確信したことがあります。


それは、リーン・スタートアップの手法を用いることができれば、これまで課題とされていた UX の取り組みは現実的なものとして認められ、製品開発プロセスに自然と組み込むことができるということ。

そして、それは決して負荷が高く実現不可能といったものではなく、むしろ付加価値であり、優れた効率性とスケーラビリティがもたらされるということ。さらに結果として UX デザインは時間とお金がかかるものだというこれまでの先入観を払拭できると共に、企業の規模を問わず実践できるということ。

ー「監訳者まえがき」より


Lean UX は、「KISSーKeep It Short and Simple(簡潔にかつ単純に)」に進めます。人間中心設計やユーザエクスペリエンス・デザインを確実に、かつ失敗しないように進めたいという想いから陥りやすいプロセスへの依存を回避し、そもそもの目的を見失わずに済みます。

日本でも「Paypal社がバックエンドをJavaからJavaScriptへ移行」や「「Lean UX」モバイルゲーム開発」といった記事が散見されるように、Lean UX という言葉を少しづつ耳にするようになってきました。既に実践されている方が多くいらっしゃると想いますが、本書はユーザエクスペリエンスの設計業務に関わる方々に限らず、関わっていきたいと思っている方々のお役に立てる一冊になると自負しています。ぜひ、最後までお楽しみください。

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(© iStockphoto LP. All rights reserved.)


全員が、UX デザインの視点からモノづくりに関わっていける。そんな世界を願って。

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