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ユニバーサルデザインのフォント「つたわるフォント」

http://www.hakuhodo.co.jp/pdf/2009/20090910.pdf

「博報堂ユニバーサルデザイン」を初めて知りました。ウェブサイトを拝見したところ、『JIS X8341−3「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス−第3部:ウェブコンテンツ』に準拠したサイト内設計になっていました。

そんな博報堂 UD が先週、高齢者や障害者を含むより多くの人に情報を伝えることを目的とした、ユニバーサルデザイン仕様のフォント「つたわるフォント」を開発したそうです。

特徴は、類似数字や欧文の差異化が施されているということ。文字自体のもつ形状を保ちながら、間違いやすい形状の識別がしやすいデザインになっているようです。「Good Design Expo 2009」 でも UD フォントとして、「イワタ UD フォント」が取り上げられていましたが、「つたわるフォント」は、博報堂が手掛ける「つたわる広告」内で使用されるとのこと。

博報堂ユニバーサルデザイン」は同時に、より多くの人に伝わる広告制作を展開するための「つたわる広告」も同時にサービス開始いたします。

「つたわる広告」は、高いデザイン性でクライアントのブランドイメージを保ちながら、一方で読者の不満やストレスを取り除き、読みやすく理解しやすい形にしたユニバーサルデザインをコンセプトとした広告です。誤認を防ぐ、可読性の高い「つたわるフォント」を使用し、専門性の高い社内クリエイターが、レイアウトデザイン、カラーマネジメント、絵文字、コピーライティングなどの独自のノウハウを活用し、制作いたします。

「伝える」ための本質として、UD フォントに着目した事例は数少ないと思いますので、博報堂が今後手掛ける「つたわる広告」に注目です。

via. 博報堂、ユニバーサルデザインのフォントを開発--「つたわる広告」も開始:マーケティング - CNET Japan

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