Googleインタラクションデザイン&ウェブマスターオープンハウス #googlejpdoh
本日、Google オフィスにて「Google インタラクションデザイン&ウェブマスターオープンハウス」が開催されました。インタラクション・デザイナーやウェブマスターを対象とした交流会で、Google のユーザエクスピリエンスへの取組みや定量調査結果に基づくウェブデザイン情報発見、ホリデーロゴのデザイナーによる制作の過程などを紹介いただきました。
Google オフィスに訪れたのは今回が初めてでした。案内されたのはセルリアンタワーの7Fにある Google のフリースペース。設置されている椅子やバランスボールが Google のコーポレートカラーに統一されており、アットホームでとても明るい社風です。コンドミニアムのように小さなキッチンが設けられていて、Google Chrome に見立てたドーナッツなど Googly な軽食が振舞われました。
前半はプレゼンターとして登場した日本のユーザエクスぺリエンスチームとウェブマスターチームが、それぞれのベストプラクティスやチームのカルチャーを紹介。注目していた Google のユーザエクスピリエンスチームの主な仕事な以下の4点。
- コンセプトメイキング
- ユーザリサーチ
- UI 設計/デザイン
- 共有
非常に印象的だったのは、Google では User Researcher(ユーザリサーチャー)という職種が存在し、ユーザエクスピリエンス・デザイナーと協力しながらユーザニーズの分析を進めています。ユーザリサーチャーがいわゆる IA の分野を担当し、インタビューやプロトタイピングテストを専門的に行うようです。得られたフィードバックを今度は UI 設計やデザインに活かしていくのですが、いずれ海外にスケールアウトすることを想定し、世界各地のユーザエクスピリエンスデザイナーにフィードバックを得ているようで、世界各国に支社を展開している Google ならではのプロセスだと思います。
Google Japan はアメリカ本社で開発されたサービスのローカライズをメインに担当していると誤解されているようですが、日本語入力など日本発のサービスは多数存在していて、国内でもサービスローンチ後にユーザエクスピリエンス・ガイドラインを作成して管理しているとのこと。海外展開を見据えた仕組化のプロセスが具現化されていることも印象的でした。
後半の懇親会ではプレゼンターの方々と交流する機会がありました。話を伺っていると、20%ルールが適応されているからではなく、常に自分が何をしたいかが核にあって、自分の行動指針を実現するためにコミュニケーションを積極的に築いて、それをみんなでサポートしていくカルチャーが Google にはありました。結果として、それらが1つの Google を造っている。Googly とは、こういうマインドのことを指すようです。