読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

UXploration

Explore the art of UX persuasion

平成23年度 人間中心設計履修証明プログラム

action

ユーザエクスペリエンスに関心がある方にお伺いしますが、産業技術大学院大学がこの時期に毎年開催している「人間中心設計<履修証明プログラム>」はご存知でしょうか。「人間中心設計(Human Centered Designの略)」の専門家を育成する社会人向け講座で、人間中心設計について体型的な専門教育が受けれる、非常な貴重な講座です。

実態が見えない人間中心設計に興味を持ち始めたのは社会人2年目の頃からでした。ぼくがいま所属している会社ではある程度、この人間中心設計技法が体系化されており、まったくの無知な状態でも自然と実践することができました。しかしながら、必要性の理解不足や各技法の根底にある目的や開発された背景等を学習するきっかけが全くなく、このままでは目的意識や主体性が欠如してしまうのではないかと恐れていました。そこで出会ったのが「人間中心設計<履修証明プログラム>」です。

たまたまぼくの廻りに受験者がいたことも受講のきっかけの1つではありましたが、これまで自分が実践してきた法則やノウハウが通用するのかどうか、をテストするためでもありました。井の中の蛙大海を知らず。半強制的に外に出ることで、世界・社会と自分を比較する機会を増やしてみたいと考えました。結果として自分は成長しているのか、社会にどのような価値を提供することができるのか、を把握できる数少ないチャンスです。

人間中心設計<履修証明プログラム>」で修得できるスキル

  • 人間中心設計の概念、規格、プロセスの理解
  • 人間中心デザインに関連んする認知科学等の基礎知識の修得
  • 人間中心デザインに関するさまざまな手法の理解と実践方法の修得
  • 製品利用におけるユーザ理解のための総合的分析力の修得

平成23年度『人間中心デザイン』 <履修証明プログラム対応>

また、本講義の講師陣は非常に豪華で、ユーザエクスペリエンス研究の最先端にいらっしゃる方や日本における情報アーキテクチャの第一人者の方がいらっしゃいます。各項目のうち、多くがワークショップ形式で行われており、講義で学んだ技法や体系化されたプロセスを身体を使って学習します。学習サイクルが進められていく中で、これまでぼくが考えもしなかった広い視点・視野を養うことができました。

人間中心設計に十分な理解がなくても本講義は次の3つのユニット別に開講されていますので、安心です。ぼくは時間の都合上、デザインのみを受講しました。

  1. 人間中心デザイン(基礎編)
  2. 人間中心デザイン(デザイン編)
  3. 人間中心デザイン(製品デザイン編)

最後に、この講義の最大の魅力は一緒に学ぶ仲間(講師の方々含む)がいるということです。受講生の皆さんは費用を払って、普段の仕事を続けながら参加されているためモチベーションの高さに驚きます。人間中心設計を極めたい、という共通のゴールに向かって突き進む同士のような存在で、学習速度も大幅に上がります。講義のあとに毎回といっていいほど懇親会が開催され、講義の振り返りを通じて疑問が解消されていき理解も深まります。卒業後もコミュニティを通じて講師の方々を再度お招きして学びのきっかけを設けています。

ぼく自身、本講義を受けてとてもいい学びを得ることができ、この2、3ヵ月間で大きく成長することができました。講師の方々、そして受講生の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。次回の開催は1年後になってしまいますが、人間中心設計に興味をお持ちの方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?講師の1人である浅野先生がブログにて本講義について詳しく紹介していますので、ご参考ください。次は「人間中心設計専門家」です。

関連エントリー:

This work is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Others, like quotes and images belong to its original authors.