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UXploration

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Adobe AIR Day #AIRDAY

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本日有給をいただきまして、大崎ゲートシティホールにて開催された「Adobe AIR Day」に足を運んできました。本イベントでは、10月下旬にパブリックベータ版として Adobe Labs 上で発表された「Adobe AIR 2.0」の最新情報や新機能をサンプルアプリケーションの共有も兼ねて紹介されていました。

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Adobe Flash Platform

「Adobe Flash Platform」は、Flash Player や AIR を始めとするランタイムを核として関連する開発フレームワークやサーバ製品で構成される環境。Adobe Systems 社より提供されている数々のフレームワークを採用することで、動画や音楽、ゲームや RIA に代表されるインタラクティブサイトといった Web 表現の幅が広がってきています。

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Adobe は今、求められているトレンドへの対応として、異なるデバイス上で動作し、システムやユーザ、ネットワークといった環境の違いを活かし、改良され統一された体験を提供する「Contextual Application」を示唆していました。例えば、米ニューヨークタイムズはオフラインでもニュースが見られるように改良を重ね AIR を採用し、更にはどこでも見れるようにスマートフォン対応も始めました。異なるデヴァイス上でも統一されたユーザ体験を提供する概念は、ユーザー・エクスピリエンスに基づいている考え方なのではないでしょうか。

Adobe AIR allowed us to integrate and transport elements we developed for ShifD.com to the desktop. We were easily able to take the design and user interaction and apply it to the ShifD application on Adobe AIR, providing users with the same look and feel on mobile, web, and now the desktop.” - Nick Bilton, User Interface Specialist, The New York Times

airPort - OS との連携の強化

サンプルアプリケーションとして紹介された「airPort」*1では、AIR 2.0 の公開とあわせて提供されている API を用いることで、ネイティブプロセスの起動と相互通信を可能にしていました。openWithDefaultApplication() が指定のクラス名になるのですが、対象ファイルの拡張子を読み取るだけでデフォルトアプリケーションを起動してくれます。AIR アプリケーションから OS の機能を利用することができるので、その他の Adobe 製品である PhotoshopIllustrator などのツールとの連携もよりスムーズになりますね。

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また、P2P 技術を使うことで、リアルタイムコミュニケーションは勿論のこと、ファイルの送受信、メールサーバーなどへのアクセスが可能となり、デスクトップ上の Google Wave のようなプラットフォームが構築される日は近いのではないでしょうか。デジタルカメラや USB メモリなどのストレージデバイスの検出も出来るようなので、コンテンツマネジメントのプラットフォームとしても使えそうです。

Touch Viewer - マルチタッチ対応

サンプルアプリケーションの「Touch Viewer」でも実践されていましたが、AIR 2.0 はジェスチャーやマルチタッチなどの機能にも対応しています。Multitouch や Gesture Event などの Flash 内クラスが充実しているので、スマートフォンの動作をそのまま設計・開発できてしまいます。

Touch Viewer では、Begin/End/Update を使って回転や拡大・縮小、明度を調整するデモがありましたが、ハードや OS によって取得できるイベントが異なるので、慎重にテストしなければいけないようです。AIR 2.0 のマルチタッチは、マルチタッチが標準サポートされている OS Windows 7 に限定されてしまいますが、iPhone アプリのプロトタイプとして AIR 上で開発するのはいいかもしれません。

まとめ

ほかにも AIR 2.0 と同時にパブリックベータ版が公開された「Flash 10.1」の紹介や HTML 5 や CSS 3 などの Webkit のアップデートの紹介がありました。オフィシャルページでも公開されいてる AIR 2.0 の多くの新機能は、これまでの AIR には組み込まれていなかった機能になるので早々のバージョンアップが必要だと感じました。数々の API やクラスメソッドによって新たな Web 表現の開拓が可能になり、OS やサーバとの連携が強化されたことでプラットフォームとしての可能性が広がりつつあります。結果として、Web の外部領域まで含めたクリエイティブに着目し、実際に RIA としての可能性も広がっていくことを期待したいと思います。

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*1:ちなみに、airPort は Illustrator -> Catalyst -> Flex Builder のワークフローで作られたようです。

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