第13回文化庁メディア芸術祭が六本木の国立新美術館にて開催中です。
例年に比べて規模が縮小傾向にあるようですが、「聴く」「体験する」にフォーカスした作品が選定されていたので、家族連れで賑わっていました。
最も印象に残った作品はベアリングを用いて鉄琴を自動演奏させる「ベアリング・グロッケンII」です。鍵盤の上を跳躍しながら自動演奏するので視覚的にも楽しめますが、待ちわびる楽しさにも目を向けるべきだと思います。
モーターによって各発射口にベアリングが自動装填されていくため、どうしても時間がかかってしまいます。それでも着々と準備を進めている様子が愛くるしく、まだかまだかと期待させてくれる楽しさを思い出させてくれた気がします。
今年はメディア芸術の「今」を体験できる「ライブな」展覧会をテーマとしているので、メディア芸術祭をナビゲートしてくれる iPhone アプリ「JMAF navi」(iTunes が開きます)が登場しています。会場の地図は勿論のこと、部門別の各受賞作品の説明を確認することができます。
Twitter との連動も可能ですが、容量が 10MB もあるので事前にパソコンからインストールしておくことをオススします。
第13回文化庁メディア芸術祭
会場: 国立新美術館
スケジュール: 2010年02月03日 〜 2010年02月14日
住所: 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
電話: 03-5777-8600