一見児童書のようですが、スピリチュアルな力に満ちている一冊でした。ありのままのカントリーライフを過ごしているおばあちゃんの提言は、生物としてのリズムを整えてくれて、身体と心が自然と清められいきました。
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同時に、「魔女」は本当にいるかもしれないと思いました。真理は真理として確信を持ち、魂そのものの存在と来世の存在を訴えかけています。かといって難しい理論があるわけではなく、「ふつう」をそのまま見せているだけであって、人に必要なものが満ち溢れていました。
「魂は身体をもつことによってしか物事を体験できないし、体験によってしか、魂は成長できないんですよ。ですから、この世に生を受けるっていうのは魂にとっては願ってもないビッグチャンスをいうわけです。」- p119
意志の力。自分で決める力。自分で決めたことをやり遂げる力。己のなかで守るべきものは実はあったりします。