Microsoft 主催のイベント「ReMIX Tokyo 09」に行ってきました。
ReMIX Tokyo 09 はマイクロソフトが全世界で実施している、ソフトウェアおよび Web サービスにおけるユーザー エクスペリエンス (UX) の向上を目指すイベントで、米国本社が開催している MIX を母体としています。今回の ReMIX Tokyo 09 では、この 3 月に開催された MIX 09 での発表を踏まえ、 Microsoft® Silverlight™ や Microsoft Expression® の最新情報、日本での事例、ソリューションなどをご紹介する予定です。
クラブのオープニング・イベントのような華やかさにまずは驚かされました。注目は、先日公開されたばかりの Silverlight 3.0。キーノートでは、実際に Silverlight 3.0 を操作しながら、今回注力した点について解説されていました。中でも最も印象的だったのは、IIS(Internet Information Services)7.0 Media Services の導入による MPEG-4 形式の映像ファイルのストリーミング技術でした。
IIS によって、クライアントサイドの CPU 負荷情報をサーバサイドと HTTP 通信することで、Live Smooth Streaming が可能になったようです。こちらのキーノートも、公式サイト上で同技術を使ってライブ配信されていました。
更には、Silverlight 3.0 はページ単位で XML で生成されているため、SEO 対策が可能になり、Screen Reader という音声読み上げ技術が組み込まれているため、アクセシビリティにも対応していることが伺えました。画面遷移の概念が崩壊しつつある RIA ですが、ナビゲーションや「戻る」ボタンなどの UI 設計が可能なので、ユーザビリティの観点からは評価が高いように見えました。
この手のイベントに初参加の面白法人カヤックやアゼストが出展している展示ブースを見て周りたかったのですが、会社に戻らなければならず、断念…。