手書きメモをデジタルデータ化してくれるノマドにはとっておきの iPhone 文房具「ShotNote」を購入しました。元々 iPhone には手書きメモをスキャンし、デジタル化するためのスキャナーアプリが幾つか存在しますが、ShotNote には予めノートの4隅にブロック状のマーカーが印刷されていて、専用のアプリで撮影をするとマーカーに沿って手書きメモの各種補正やサイズ調整を自動で行ってくれる仕組みが備わっています。サイズは選べる3サイズ:(L) 214×146 (M) 154×102 (S) 115×7。L サイズの ShotNote であれば Mnemosyne NotePad の A5 サイズにすっきりと収まるので持ち運びに便利です。
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登録する日付や番号を所定の書式で記入すれば OCR*1で ShotNote 内で検索ができ、EverNote のアカウントを設定すれば同時保存が可能になります。先ずはデジタルデータ化するメモを専用アプリで撮影します。カメラ上にある4隅のフォーカスをノートのマーカーに合わせて撮影をすればアングルも綺麗に補正してくれます。
読み込み完了後はノートの右上に記載した日付や番号が反映されていることを確認します。場合によっては誤って読み込まれてしまうため、編集も可能です(写真では「0001」と記載したつもりが「8001」と認識されていました)。タイトルを入力し、tag は EverNote に登録済みの tag 一覧からも参照してくれるため、EverNote に同時登録する場合は tag 欄をタップして登録します。設定完了後は投稿先の選択です。オプションは「EverNote に登録」「メールで送る」「iPhone のアルバムに保存する」の3つです。ShotNote 内にももちろん保存されます。
EverNote にも無事アップされたことが確認されました。画像として保存されるため、ShotNote 経由で投稿されたメモを閲覧する場合は EverNote ではなくコントラストや明るさの調整ができる ShotNote 専用アプリがおススメです。
ShotNote は手書きメモとスマートフォン、アナログとデジタルの良さを組み合わせたユニークなメモ帳です。ただ、あくまでも手書き用のメモなのでメモ帳としての本質的な活用があってこそ成立します。僕は ShotNote のグリッドを活かして、もうすぐ届くペーパープロトに使えるノート&ステッカーキット「UXPin」との組み合わせを検討中です。この春は、地デジ化とあわせて手書きノートのデジタル移行もお早目に。
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*1:Optical Character Reader - 光学式文字読取装置。手書き文字や印字された文字を光学的に読み取り、前もって記憶されたパターンとの照合により文字を特定し、文字データを入力する装置。