第3回 恵比寿映像祭「デイドリーム ビリーバー!! ― 映像の力」

恵比寿を散歩している最中に TABapp を起動すると、近くの東京都写真美術館にて「第3回 恵比寿映像祭」が開催されていたので覗いてみました。

映像は、目覚めたまま見る夢[デイドリーム]。人が思いをめぐらすイマジネーション、メディアや機械が生み出すファンタジー、イメージに刻まれた歴史や記憶、映像が描き出す夢のありかたは一様ではありません。
第3回を迎える恵比寿映像祭では、「デイドリーム ビリーバー!!」をテーマに、映像の力を問い直します。

異なる映像の領域や技法、活動地域や時代を交差させて3つの展示室で作品が展開されていて、ファンタジーやシリアスなもの、メディアとしての特性を示するものなど、映像というひとつのくくり()ではありながらも実にさまざまでした。

出展されているアーティストはチェコのアート・アニメーション界を代表するヤン・シュヴァンクマイエル氏やカンヌ映画祭最高賞を受賞した監督のヴィデオ作品を手掛けたアピチャッポン・ウイーラセタクン氏、ゆるめーしょんで知られるしりあがり寿氏などとても豪華でした。彼らが手掛ける作品を眺めていると、夢は心の中の時間旅行を可能にし、過去と未来を見出す兆しが日常生活の中に転がっていることを気づかせてくれます。正に、人が目覚めたまま見る夢(デイドリーム)です。

夢は意識下と意識上を繋げるパイプであって、その表現手段としての映像の進化と深化をこれでもか、と見せつけられた気がしました。映像の「今」を知る絶好の機会ですので、おすすめです。

入場料は無料。明日まで開催されているようなので、ぜひ足を運んでみてください。

第3回恵比寿映像祭
会場: 東京都写真美術館
スケジュール: 2011年02月18日 〜 2011年02月27日
住所: 〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス
電話: 03-3280-0099

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