読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

UXploration

Explore the art of UX persuasion

第2回 WebUX研究会×ShibuyaUXの共同HCDワークショップ

action

もはや毎年恒例となってしまったイベントです。今年も「WebUX 研究会×ShibuyaUX の共同HCDワークショップ」を開催しました。講師は横浜デジタルアーツ専門学校の浅野先生。当日の詳細は浅野先生のブログで掲載されているのでそちらをご覧いただきたいのですが、4人から5人1組でチームを組み、IDEO 時代の深澤直人さんが当時手掛けていたという「ゼリー」を題材としたオブザベーションからの分析とソリューション展開、そして設計にフォーカスしています。

参加者は昨年の約2倍の45名にまで達し、各グループのアウトプットのクオリティも年々上がってきているように思えます。昨年は受講生として参加しましたが、今回は産業技術大学院大学 人間中心設計<履修証明プログラム>のほかの卒業生と一緒にファシリテーターを務めさせていただきました。

プログラムは昨年と変わらず、約3時間ぶっ通しの作業となります。

  1. 講義
  2. 観察スタート
  3. オブザベーションシートの清書
  4. カードソート
  5. 仮説ペルソナ・デザイン画・コンセプトの作成
  6. プレゼンテーション
  7. 講評

最後の講評でもコメントしましたが、各グループの発表はとても素晴らしく、ユニークさが目立ちました。故に最終的なコンセプトの提案に比重を置いてしまい、なぜそのようなコンセプトが導き出されたのか、過程の説明に注力しているグループが少なかったのが残念でした。

ワークショップにはカードソートやペルソナ・シナリオ法を取り入れていますが、具体的なハウツーの説明は実は割愛しています。というのも、各種技法の重要性や必要性は事前に浅野先生よりインプットがあった上で取り組んでいただいたため、やり方は自由としていました。

結果、オブザベーションの方法やカードソートのカテゴライズ、ペルソナ作成へのアプローチは様々でした。エクスペリエンス・マップを取り入れたグループもいました。今回のワークショップは前述のとおり、オブザベーションからの分析とソリューション展開、そして設計にフォーカスしているため、ついつい目が行ってしまいがちなパッケージのデザインやコンセプトではなく、情報デザインがポイントとなります。

鋭いアイディアを真っ先に思いついたグループがいました。エイヤー!でカミングアウトしたアイディアへの評価が素晴らしければそれはそれで構いませんが、それでは人間中心設計のバリューが発揮されず、そもそもの本質である問題解決プロセスが活きません。最終アウトプットの妥当性も検証しにくいでしょう。結果的に企業の価値、資産を適切に評価する人間中心設計という思想を基調とした土壌が育ちません。自分も含め、気をつけていきたいところです。

最後の写真はおまけです。

関連エントリー:

This work is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Others, like quotes and images belong to its original authors.