ライフ ―いのちをつなぐ物語―

ディープ・ブルー」や「アース」を手掛けた BBCアース・フィルムズ が贈る、ネイチャー・ドキュメンタリーの最新作「ライフ―いのちをつなぐ物語―」を鑑賞しました。

38億年前に地球上に生命が出現して以来、生命はリレーのように延々と続いてきたわけなので、個体は死んでも生命そのものは生き続けています。本作はネイチャードキュメンタリー形式でこの大原則を我々に教えてくれている気がしました。

どのシーンも非常に印象的で、決定的な瞬間を得るために莫大な時間が費やされているのは言うまでもないと思います。最新技術を駆使したカメラは、動物の表情を一瞬一瞬深く追い、彼らにも我々人間と同じような感情があるかのような錯覚を生み出してくれます。彼らには感情はありませんが、彼らの目がそう思わせるのだと思います。

本作では、同じ地球でいのちを分け与えている「仲間」として、映画を通じたコミュニケーションを楽しめることができます。彼らはただ、命をつながくために己の使命を全うしているだけに過ぎません。それでも我々人間はなりふり構わず自らの命をつなげるためにやりたいことをやっている。結果として温暖化や環境破壊を招いている。そんな環境下でも彼らはいつもと変わらず、いや、これまで以上に命をつなごうとしている。その本能的な姿勢に感無量です。彼らは何を訴えているのでしょうか。続きは、公式ページへ。コンテンツが非常に充実しています。

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