イングロリアス・バスターズ

クエンティン・タランティーノ監督の最新作「イングロリアス・バスターズ」を鑑賞しました。「デス・プルーフ in グラインドハウス」以来です。第二次世界大戦、ホロコースト、ナチズム、ヒトラーという大半の人間が忌むべき負の遺産を題材に破壊と再生を繰り返し、とことん遊びつくしています。

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原題(Inglourious Basterds)のスペリングミスからも読み取れるように、タランティーノ監督は幾度となく語りつくされてきたナチズムやユダヤ人虐殺などにはもはや興味はないようです。

シーンごとにドイツ語やフランス語などの多様な言語に加え、乱暴な言動が猛烈な勢いで飛び交い、ワンシーンごとに豹変してしまうのも全て彼の中のパロディであり、オマージュだったのです。それが彼なりの作品への愛情であり、タランティーノらしさなのだと思います。世界最狂。

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