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UXploration

Explore the art of UX persuasion

EM ZERO Vol.5 「アジャイルUX特別号」

literature

ソフトウェア開発の在り方をゼロから考える、というコンセプトの元に発行されたエンジニア向けのフリーペーパー「EM ZERO」の最新号が"アジャイル UX"特集です。配布先が都内でも限定されているため、公式サイトより取り寄せてみました。

アジャイル開発とユーザ・エクスピリエンス(以下:UX)は互いに網羅している専門領域が異なっていることから一見関係性が見出しにくいと思われます。しかしながら、それぞれを

  • アジャイル開発=モノをつくる力
  • UX/UCD(ユーザ中心設計)=つくるべきモノを探求する力

と定義した場合、ユーザの価値を最大化するアジャイル開発にユーザの使い勝手全般の改善をカバーする UX の考え方を導入することができれば、結果としてより洗練された開発の実現が可能とされているようです。

Agile Conference 2008」でもUser Experience がフォーカスされたことがきっかけで「Agile UX」が独立したステージで開催されるようになり、アジャイル開発と UX は製品開発手法のコンセンサスとして認知度が除々に高まってきてます。

アジャイル開発手法はソフトウェア工学とビジネス領域を連携させる仕組みとして UX/UCD と同時期に構築され、品質と価値の高いソフトウェアを安定的に生み出すことができます。一方で、UCD はビジュアルデザイン領域とソフトウェア工学領域を連携させることで、より高いビジネス価値を生み出すための仕組みとして注目されるようになりました。

双方のメリットを最大限活用するためには技術優先の考えや個人の主観や思い込みを排除して、UX 向上のために常にユーザの視点に立って設計を行う UCD をアジャイル開発の尻尾の先から始めることが理想とされています。UCD の早期導入によってユーザのシナリオベースで機能設計と開発を進められるので、結果として UX の向上に繋がるとされています。

ただ、UX や UCD を導入するという文化を社内に根付かせなければなりません。そのためのきっかけづくりとして本誌にはアジャイル UX を体験できるアイディア・カードが付録として添付されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

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