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フィッシュストーリー

「ゴールデンスランバー」の余韻に浸る暇もなく伊坂 幸太郎ワールド第2弾となる「フィッシュストーリー」を鑑賞しました。

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めまぐるしく時間軸が交錯するストーリー展開、音楽を基調とした物語は本作でも健在でした。本作のために書き下ろされた楽曲は「ゴールデンスランバー」でも強烈なインパクトを与えた斉藤 和義さんプロデュースによるもの。小説から聴こえてきた音をそのまま具現化したそうです。

「フィッシュストーリー」は時空を越えた4つのストーリーで語られていきます。1970年代のパンクバンドが演奏する楽曲を巡って様々なストーリーが展開されていくのですが、他者に認めてもらいたいという願望を持っている人物ばかりが登場します。これは、誰もが抱いている願望だと思います。

昔見た「正義のヒーロー」のように、己の正義を信じ続ける格好良さが際立っている映画に出会ったのは久しぶりです。何が正しくて、何が間違っているのか。何が正義で、何が悪なのか。社会的圧力に押し潰されそうになりながらも、くたばらずにロックのようにストレートに表現している彼らの中には1つの正義がありました。己の中にある正義が次の世代へと受け継がれていく様子を、音楽が国境を超えて人々の心に届くようなイメージで構成されているので素敵です。

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