第2回目となった今回のノマド・ワークスタイルのテーマは「情報収集の構造化」。前回の宿題であった情報収集の Tips と、その情報の質を担保するためにフィルタリングしている各自のアテンションの共有がメインとなりました。
新たに参加される方もいらっしゃったので、初めは簡単な自己紹介から始まりました。改めて考えてみると、「ノマド」は多種多様な職種に精通する考え方であると実感できます。その証拠に、本講義に参加されている方々の職種は実に様々で、Web 業界に携わっていない方ももちろんいらっしゃいます。ノマドの概念は本当に社会のあり方さえも変えてしまうのかもしれません。
以下、メモの一部をご紹介。
- 情報収集のコアとなっているツールは RSS リーダーであり、受講生の間で最も使われていた RSS リーダーは "Google Reader"。
- Google Reader を薦める理由は、情報をフォルダ別に分類できる点はもちろんのこと、同一の ID や パスワードを使って他のアプリケーションの利用が可能であるということと、XML で他の RSS リーダーへのデータの移行が容易であるということ。
- 2ちゃんねるは、特有のフィルタリングはされているものの、1つの RSS リーダーとしての機能を十分に果たしている。
- "tumblr" は雑誌のような感覚で情報を収集できる。
- tumblr では、Popular から指示のあるユーザを Follow したり、Reblog 数をチェックしてフィルタリングすることが可能。
- 次ページの情報をストリーミングして流れ見を可能にする Firefox の "AutoPager" Add-on と tumblr を組み合わせてみる。
- iPhone でも使用できる情報をストックできるアプリ : "Read It Later" / "Instapaper"。
- "Weave" は、自宅や仕事で読み込んだブラウザのタブをサーバにアップし、動機させる Add-on。
- 新聞メディアの記事は、保管する期間が短いため、"evernote" 等を使って期限切れしてしまう情報をテキストごと保存する。
全体を通して、収集した情報をフィルタリングするための主な手法には「フォルダ別けする/タグを設定する/引用回数やブックマーク数などの数値に注目する/情報の発信元メディアの特性を理解する」の4つがあると思いました。今回は第1回目とは異なり、左記の大項目を深堀した技術的なアドヴァイスを習得することができました。
自分の場合ははてなダイアリーや tumblr などのブログを始め、friendfeed/twitter/delicious などのソーシャル・メディアを主な情報収集ツールとして twitter の OAuth と組み合わせて使っているのですが、上記のフィルタリング方法に着眼点を置いてツールの使い分けを考えていきたいと思います。
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