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User Heat

http://www.userlocal.jp/news/200909301/

アクセス解析ツールの開発に特化しているユーザーローカルが、Web ページがどのように読まれているかを画像で可視化するアクセス解析ツール「ユーザーヒート」を先日公開しました。

アクセス解析ツールは世の中に腐るほどありますが、ユーザーヒートでは、調査対象となる Web ページの中をサイト訪問者がどのように動いたのかを、デジタル化したサーモグラフィによって目に見える形で解析してくれます。それも、Web サイト運営者にとっては嬉しい、無料で、です。

同サービスの主な解析方法は以下の通りです。

User Heat

1. マウストラック分析

Webサイト訪問者が、ページ上でどのように動いたかが確認できます。ページが表示されてから離脱するまでのWebサイト訪問者のマウスの動き(ページを開いたときのマウス場所や移動箇所、クリックした場所)を表示します。結果画像上には、一度に5人分の動きのデータをピックアップして表示します。

2. クリックマップ分析

多くのWebサイト訪問者がよくクリックしている場所を表示します。サーモグラフィのように、よくクリックされている場所ほど赤く、あまりクリックされていない箇所は青く表現しています。

3. 熟読エリア分析

そのページ内で、Webサイト訪問者がよく読んでいると思われる場所をサーモグラフィ風に表示します。「読まれている場所」の推測には、独自のアルゴリズムを用い、Webサイト訪問者のマウスの動きやスクロール操作、文中のキーワードから統合的に推測しています。

アイトラッキング技術が用いられていないとなると、「熟読エリア分析」では相当な複雑なアルゴリズムが使われているのではないでしょうか。マウスの動きは1点目の「マウストラッキング分析」の結果を参考にすれば問題はなさそうですが、文中のテキスト解析との整合性から推測される結果そのものの精度が気になります。

解析コードを埋め込むだけで解析が可能なようですが、はてなダイアリーJavaScript をサポートしていないため、tumblr にタグを埋め込んでみました。Google Analytics とセットで組み合わせると、お手軽に Web マーケティングを実践できるかもしれません。

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