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UXploration

Explore the art of UX persuasion

literature

Q思考と UX デザインーー正しい答えよりも正しい問いを

ハウツーが豊富な実用書ばかりを手に取るくらいなら、『Q思考』という書籍を推奨します。もともと当ブログでも何度も言及しているとおり、首題となる人間中心設計や UX デザインと呼ばれている手法体系は「問題解決」に重きを置きがちです。問題を解決するた…

UX戦略とはなにか?

結論から言うと、UX戦略は概念であり、手法ではありません。UX戦略とは UX デザインの3つの対象領域であるビジネス、プロダクト、そしてユーザーすべてを対象範囲として UX デザインの活動に含めることを指す概念だと著者は考えています。 以降はその思想に…

Lean UXーリーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン

当ブログでも何度かご紹介している Lean UX 。Lean UX とはその名のとおり、Lean Startup のコンセプトを従来のユーザエクスペリエンスデザインに取り入れ、アジャイルなチームマネージメントをも可能にする手法体系です。そしてこの度、オライリー・ジャパ…

日本のたくみ

「たくみ」はその用いられる漢字で意味が異なると言います。現代社会で良く用いられる「たくみ」に該当する漢字は「匠」であり、職人を意味します。しかし、その歴史を辿って行くと「器用」を意味する「巧」や木工を専門とする職人を指すときに用いられる「…

人間中心設計の基礎

人間中心設計機構が HCD-Net ライブラリーシリーズの第1弾として出版した「人間中心設計の基礎」を読了しました。恐らく、日本初となる人間中心設計(HCD)の専門書です。大学、大学院の教材としての利用も想定されているため読むのに骨が折れそうになりまし…

UX戦略白書:「間違った」使えるものを増やさないために

UX戦略のすべては経営戦略からはじまります。競合上の優位性を保つため、オペレーション・コストや開発コストを減らすため、またはモバイルなど各種デバイスにサービスを展開していくためなどその理由は様々です。なぜUX戦略なのか。今回ご紹介する白書でも…

100 Things Every Designer Needs to Know About People

'100 Things Every Designer Needs to Know About People(日本語:インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針)'を読了しました。著者は Susan Weinschenk (スーザン・ワインチェンク)さんという心理学を専門としてい…

How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜 #h2ctw

翻訳を担当された id:wayaguchi より日本語版「How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜」の献本をいただきました。ありがとうございます。Management 3.0: Leading Agile Developers, Developing Agile Leaders (Addison-Wesley Signature S…

Agile Experience Design―ビッグバンを起こすものづくり

"Agile Experience Design"は先日開催した「Agile UX NYC 2012 Redux in Tokyo」のパネル・ディスカッションでもご紹介した書籍です。はじめの挨拶にある、「エゴでデザインしていないか?」という言葉には胸が打たれました。結局のところチームワークで進め…

ララピポ

ララピポは「a lot of people」の響きを単純化したもので、その名の通り、様々な登場人物がしぶとく生きている様子を描いている小説です。よくある群像劇というものなのか、伊坂幸太郎の「グラスホッパー」と構成が似ていて登場人物同士のつながりが面白いで…

西の魔女が死んだ

一見児童書のようですが、スピリチュアルな力に満ちている一冊でした。ありのままのカントリーライフを過ごしているおばあちゃんの提言は、生物としてのリズムを整えてくれて、身体と心が自然と清められいきました。西の魔女が死んだ (新潮文庫)梨木 香歩 新…

ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles - アマゾンが屈したザッポスの新流通戦略とは

「感動のサービス」といえばディズニーを筆頭として挙げられるエンターテイメント業界やリッツ・カールトンなどのホスピタリティ業界の領域で多く語られてきましたが、一方でインターネットを始めとする流通業界は遅れを取っていると思います。僕自身もユー…

キュレーションの時代 - 「つながり」の情報革命が始まる

booklog のパブーにて佐々木俊尚さんの新書「キュレーションの時代」の電子書籍を購入し、読了しました。電子書籍を購入したのは実は初めてだったのですが、読み終わった後に一覧をソートできるハイライト機能やポストイット機能、iBooks がインストールされ…

まほろ駅前多田便利軒

直木賞受賞作品「まほろ駅前多田便利軒」。三浦しをんさんの作品は初体験です。何でも屋だけに起こる事件も多岐に渡り、痛快娯楽作品でありながらも主人公の2人が醸し出す脱力感と無力感がいい味を出しています。まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)三浦 しをん…

カタコンベ

2004年に24歳の若さ(当時の最年少記録)で第50回江戸川乱歩賞を受賞した神山 裕右さんのデビュー作「カタコンベ」を読了しました。私たちには普段馴染みのないケイビングに着目したミステリー小説です。カタコンベ神山 裕右 講談社 2004-08-07売り上げラン…

User-Centered Agile Methods

「Contextual Design」の著者で有名な Hugh Beyer 氏の資料(本も出版されているようですが)「User-Centered Agile Methods」を購入し、掻い摘んで和訳してみました。User-Centered Agile Methods (Synthesis Lectures on Human-Centered Informatics)Hugh …

ニーチェはこう考えた - うじうじ、くよくよ、ニーチェも悩んで大きくなった

人間心理を深く突いた言葉をグサリと言い放つニーチェ。根底にあるのは、彼の神的存在として拝められていたショーペンハウアーの哲学でした。世界というのは、ほんとうは人間の力ではどうにもならない盲目的な力によって支配されている。だから、人間の本質…

スプートニクの恋人

村上春樹さん(@haruki_murakami)の書き下ろし長編小説「スプートニクの恋人」を読了しました。題名からも推察できるように、比喩らしき表現がとても印象的な一冊で、この小説は村上さん自身が語るように彼の文体の総決算として相応しい作品かと思われます。…

ボトルネック

「自分と世界との関係、あるいは自分が世界に存在する意味を考える。」本質的かつ難しい題材に挑んだ、「このミステリーがすごい!2010年版」作家別投票第1位に輝いた米澤 穂信さんのミステリー作品「ボトルネック」を読了しました。ボトルネック (新潮文庫)…

グラスホッパー

「アヒルと鴨のコインロッカー」や「ゴールデンスランバー」は劇場にて観賞したのですが、伊坂幸太郎さんの作品を手に取るのは今回が初めてでした。グラスホッパー伊坂 幸太郎 角川書店 2004-07-31売り上げランキング : 3296おすすめ平均 Amazonで詳しく見る…

疲れすぎて眠れぬ夜のために

「ひとりでは生きられないのも芸のうち」以来すっかり内田樹さんの本にはまってしまい、今年に入ってから4冊目となる「疲れすぎて眠れぬ夜のために」を購入しました。相変わらず、心が揺さぶられる程さらっと大切なことを教えてくれます。疲れすぎて眠れぬ夜…

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方

日本法人が近々立ち上がるのではないかと噂されている米デザイン・コンサルティングファーム「IDEO」の社長兼CEOである Tim Brown 氏の著書「デザイン思考が世界を変える」を読了しました。IDEO はプロダクトやアイディアを生みだしていくデザイン創造プロセ…

電子書籍の衝撃 - 本はいかに崩壊し、いかに復活するか?

メディアコンテンツ業界にとって今、もっとも注目すべき発言者である佐々木 俊尚氏の著書「電子書籍の衝撃」を読了しました。電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)おすすめ平均 コンテンツ業界に関心ある人にはお薦め読み物の将来誰が本を殺すのか?(佐野眞…

EM ZERO Vol.5 「アジャイルUX特別号」

ソフトウェア開発の在り方をゼロから考える、というコンセプトの元に発行されたエンジニア向けのフリーペーパー「EM ZERO」の最新号が"アジャイル UX"特集です。配布先が都内でも限定されているため、公式サイトより取り寄せてみました。アジャイル開発とユ…

Search Patterns: Design for Discovery #searchpatterns

Peter Morville 氏と Jeffrey Callender 氏の著書「Search Patterns (Design for Disciple-Making)」は、ウェブサイトにおけるユーザ行動の1つである「検索」の利用方法を体系的にまとめたもので、IA Summit 2008 の発表で話題を呼びました。Search Patterns…

週刊ダイヤモンド 「FREEの正体」2010年 3/13号

「ロングテール理論」の提唱者でもあるクリス・アンダーソン氏の今話題の著書「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」をより深く理解するための副読本として出版されたようです。週刊 ダイヤモンド 2010年 3/13号 [雑誌]おすすめ平均 amazonの例すばらし…

ウェブアプリケーションのためのユニバーサルデザイン

アクセシビリティではなく、ユニバーサルデザインにフォーカスしている点がユニークです。高齢者や視覚障害者だけではなく、利用端末やインターネット接続環境を視野に含めるとユニバーサルデザインという視点が必要になってくることは確かです。ウェブアプ…

ネットがあれば履歴書はいらない―ウェブ時代のセルフブランディング術

Twitter が普及し始めてから、「ライフログ」という概念が誕生しました。ライフログは、人間の行い(Life)をデジタルデータとして記録(Log)に残すことを指します。個人のホームページやブログ上の活動がライフログとなり、個人の活動記録を記録する営みと…

日本辺境論 - 「日本文化とは何か」というエンドレスの問い

世界の中心である世界標準から真似たり改良するテクニックを身に着ける一方で、世界標準を自ら設定する思想を捨て去った日本の在りのままの姿が見えました。日本辺境論 (新潮新書)新潮社 2009-11売り上げランキング : 118おすすめ平均 日本人論の雑学的エッ…

みんなの進化論 - Evolution for Everyone

一般の人、ことにアメリカでは神は絶対的な存在として文化的に受け継がれてきているため、人類のルーツを辿る「Darwin's Theory of Evolution : ダーウィンの進化論」をこころよく受け入れたがらないそうです。ほかにも科学や社会学、人文科学と対局にあると…

2009年の読書を振り返る

今年1年で出会った本の数々。 来年は、もっと素敵な出会いがありますように。 My Booklog2009年01月〜2009年12月アイテム数:22 ひとりでは生きられないのも芸のうち内田 樹01月09日ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)内田 樹01月31日絆が生まれる…

ツイッター140文字が世界を変える - 自分を変える

Twitter Night Vol.4 で登壇されたいしたにまさきさんとコグレマサトさんによる共著「ツイッター140文字が世界を変える」を読了しました。ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)毎日コミュニケーションズ 2009-10-09売り上げランキング : 526おす…

創造はシステムである−「失敗学」から「創造学」へ

創造するプロセスをシステム化・マニュアル化するという意欲的な試みに惹かれて、『創造はシステムである−「失敗学」から「創造学」へ』を読んでみました。創造はシステムである 「失敗学」から「創造学」へ (角川oneテーマ21)おすすめ平均 「創造」のマニュ…

見通す力

NHK 週刊こどもニュースでお父さん役を務め、今ではフリージャーナリストとして活動されている池上 彰さんの「見通す力」を読了しました。池上さんは NHK で報道の担当もされていたので、各種メディアの特性を活かした情報収集のフィルタリングやアテンショ…

AXIS December 2009 vol.142(後編) - 創造活動であるためのリサーチ手法とは? #IDEO #HCD

前編でもご紹介した AXIS の今月号の特集は「アドバンスト・デザインリサーチ」。多くの企業が実践している各々のリサーチ手法が紹介されていましたが、後編のエントリーでは IDEO に見る、創造活動であるためのリサーチ手法に触れてみたいと思います。AXIS (…

AXIS December 2009 vol.142(前編) - ビジョン駆動型のデザイン #MIT

僕のロールモデルの1人である MIT メディアラボ副所長・教授で「Tangible Bits(タンジブル・ビッツ)」*1を生んだ石井 裕さん(ちなみにもう1人ははてなの id:jkondo さん)が表紙で登場している「AXIS 2009年12月号」を購入しました。AXIS (アクシス) 2009…

不透明な時代を見抜く「統計思考力」

「食い逃げされてもバイトは雇うな」とセットで読んで頂きたい一冊です。公認会計士・勝間和代氏の影響もあるかと思いますが、数字に纏わるジャンルの本が最近多く出版されているように思います。これは、不確実かつ不透明な時代だからこそ、数字やデータと…

檸檬のころ

地方の高校を舞台に、ごく当たり前の高校生たちの日常を描いた気持ちのいい短編青春小説です。檸檬のころ (幻冬舎文庫)おすすめ平均 あるある一瞬のきらめき、檸檬のしずく高校時代はいいもの私だけの「檸檬のころ」平凡な日常が檸檬色に染まってゆくAmazon…

浮世でランチ

でも私は「同性だからって、いちゃいちゃしたくない。距離感に繊細になりたい」と思って、必要以上に女の子と仲良くしてこなかった。 - pp59 気の合う人を側に置き、意見の合わない友達からは離れる。正に日本人気質。けれど、不器用ながらも自分の価値観で…

グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業

「iモードの父」と呼ばれる夏野 剛氏の新書「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」を読了しました。タイトルを拝見したときに一瞬ドキッとしましたが、「ウェブはバカと暇人のもの」と似ている所があります。グーグルに依存し、アマゾンを真似るバ…

無銭優雅

2年くらい前に、純愛小説ブームとされていた年がありました。主人公のどちらかが死に、悲劇のヒロインを演じている場面には、何度も遭遇したことがあるような気がします。そこで感じられることは、 「死って、恋のすげえ引き立て役なんだよなあ。」- pp10 と…

成功の法則92ヶ条

成功の法則92ヶ条おすすめ平均 メモることがたくさんありました勝ち続けるためには心・・ときめき!人はなぜ成功するのかがよく分かるサクサク読め 学べるところが多いAmazonで詳しく見る by G-Tools最も印象的だったのは、第5条の「自己否定からすべては始…

生物と無生物のあいだ

「夏休み。海辺の砂浜を歩くと足元に無数の、生物と無生物が散在していることを知る。美しいすじが幾重にも走る断面をもった赤い小石。私はそれを手にとってしばらく眺めた後、砂地に落とす。ふと気がつくと、その隣には、小石とほとんど同じ色使いの小さな…

NEWTON 2009年8月号

「偶然の数学、確立」という特集が非常に興味深かったので、雑誌「NEWTON(ニュートン)」を購入してみました。"偶然"にも、購入するのは生まれて初めてでした。Newton (ニュートン) 2009年 08月号 [雑誌]ニュートンプレス 2009-06-26売り上げランキング : …

GIANT KILLING(1〜10巻)

通称「ジャイキリ」。弱小だったチームを勝利へと導くヒーロー的な存在である監督が主人公。サクセス・ストーリーの一種であり、一見、少年漫画的な要素が満載かと思いきや、組織論の視点からチームを指導する監督の存在は、大人向けでもあると思う。GIANT K…

ウェブはバカと暇人のもの

梅田望夫さん(id:umedamochio)のインタビューでも話題になり、挑発的なタイトルにも惹かれたので、読んでみました。ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)中川淳一郎光文社 2009-04-17売り上げランキング : 147おすすめ平均 でじゃびゅ(藁ネットには過度…

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